1月から始まった通常国会も終わりました。
秋の臨時国会まで暫し休会となりますが、政界再編の動きはここからスタートです。
22日には日本維新の会が会合を開き、分党を正式に決める予定です。これを受け、結いの党は維新の会と合流へ向けて基本政策や党綱領の協議を始めます。秋の臨時国会までを目標に進めますが、同時に民主党やみんなの党など他の野党との話合いも続け、自民党に対抗できる野党の結集を目指します。再編と言っても容易ではありませんが、全力を注いで政界の新たな動きを作り出していきます。
今回も自民党の国会運営は、やりたい放題の連続でした。一番重要な審議の場である予算委員会は、なるべく開かない、開いても安倍首相の出席は出きるだけ少なくする。そして特定秘密を審査するための国会法案を、秘密保護法の時と全く同じように、十分な審議要求を拒否し国会終盤で強行採決というやり方で成立させました。1強多弱を見せつけられ、何とかしなくてはと思うばかりでした。
いま最大の政治課題となっている集団的自衛権でもそうです。憲法にかかわる国の基本的な政策の変更を、一内閣の閣議で決めてしまおうとしています。もっとみんなで議論をし、じっくり時間をかけて結論を出すのが、当たり前ではないでしょうか。
数の力を背景にこれまでの古い政治に逆戻り、全く緊張感がありません。
残念ながら野党はいま、バラバラで多弱です。これを何とか変えなければなりません。ここに来て少しずつ、その動きが出始めています。与党に対抗できる勢力をまとめる時が迫っています。
やはりここは互いに小さな違い、対立を乗り越えてまとまるべきところはまとまる、つまり小異を捨てて大同につく覚悟を持たなければならないと私は思っています。
政界再編を目指す暑い夏になりそうです。